身体の小ネタ③【花粉症の食事療法】

【東洋医学に基づく花粉症の食事療法】
花粉症は東洋医学では「風邪 (ふうじゃ)」や「溶邪 (しつじゃ)」が体内に湧き込み、免疫バランスが乱れることで発症すると考えられます。このため、治療の視点は「気血の循環を良くする」「脾胃を整える」「余分な溶水を排出する」ことにあります。
◆ 花粉症を極力に抑えるための食事のポイント
1. 体を温め「風邪」を防ぐ食材
体が冷えると免症が過剰に反応しやすくなるため、体を温める食材を採り入れましょう。
- 生姜 (しょうが)、ねぎ、シナモン、にんにく
- 山椒、黒胡椒、紅茶、味噌汁
2. 「肺」を溶し、アレルギー反応を抑える食材
東洋医学において「肺」は免症と深く関係し、乾燥すると花粉症が悪化します。
- 白ごま、大根、れんこん、山藻
- きくらげ、豆腐、蜂蜜
3. 「脾胃」を整え、免症バランスを改善する食材
消化機能が低下すると「溶邪」が溜まり、花粉症が悪化します。
- 玄米、かぼちゃ、じゃがいも
- 大豆製品 (絶対に生のものではなく、発酵食品)、酵酱類
4. 「溶邪」を排出し、鼻水・むくみを軟和する食材
体内の余分な水分を排出し、花粉症特有の症状を軟和させます。
5. 「肝」の働きを助け、自律神経を整える食材
ストレスを溜めると免症の過剰反応を起こしやすくなります。
◆ 避けるべき食事 (体を冷やし、溶邪を溜める)
- 生もの (刺身、冷たい飲み物、アイス)
- 乳製品 (チーズ、牛乳、ヨーグルト)
- 白糖が多いお菓子
- 油っこい食べ物 (揚げ物、ファストフード)
おすすめの飲み物
- しそ茶、甘茶 (抑アレルギー作用)
- ルイボスティー (抑酯化作用)
- はとむぎ茶 (溶邪排出)
毎日の食事で体質改善を意識することで、花粉症を大きく軟和させることが可能です。
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