人間は脊椎動物

中学生の授業で生物には脊椎動物と無脊椎動物がいるというのは習ったと思います。

脊椎動物の大きな特徴として、多数の椎骨からなる背骨を持ち、脳と脊髄は頭蓋骨と背骨によって守られています。

背骨

脳と脊髄をまとめて中枢神経、その他の神経を末端神経と呼びます。

神経の種類は、運動神経・感覚神経・自律神経に分けられています。

運動神経:筋肉の収縮や弛緩を行い、骨格を動かすという脳からの信号を受け持つ
感覚神経:触覚、嗅覚、視覚、聴覚、味覚の5感を脳に伝える役割を持つ
自律神経:身体の自動運動を担う

自律神経は縁の下の力持ち

おおまかな3つの神経の働きを説明しましたが、中でも最も重要なのが自律神経です。
運動神経、感覚神経がほぼ働かなくなってしまっても人間は生きられますが、自律神経が全く働かない=死とも言えます。

自律神経が全く働かないというのは、大げさな話ですが、自律神経は心臓の拍動や、肺でのガス交換の動きなども行っていますので自律神経が働かなくなることは大変身体にとっては危険な状態です。

 

力持ち

自律神経が乱れる原因

すべての神経が、脳と脊髄を介して全身に張り巡らされています。

脊髄は背骨によって守られて、背骨の中を頚椎から腰椎まで通っています。

背骨が歪んだり、動きが悪くなると間を走る脊髄に影響を与えます。すると自律神経の働きが低下します。

 

ただし、自律神経の働きが低下したからと言ってすぐに問題が起こるわけではありません。
数ヶ月、数年かけて次第に身体の内部で自律神経のバランスが崩れた状態でどんどん悪化して、ある時に急に表面化して症状となって現れます。

つまり表面化した症状というのは、直近の数日、数週間を思い出しても直接的な原因とはなりにくいのです。

自律神経は、急激な変化を起こさないように常に身体の内部で頑張って働いてくれています。

 

たとえば、気温が急上昇した時には体温が上がります。ここで自律神経の働きとして体温が通常よりも上がったので下げようと汗を出し体温を下げようとします。
寒くなったときは逆に体温を逃さないように毛穴を引き締めて体温を中心に集めるようにします。

 

つまり、自律神経は身体の急激な変化を抑える働きがあるために体内で、ジッと我慢してくれている神経なのです。

この我慢強い自律神経があるから、多少無理を続けても身体が耐えられるように自動調整をしてくれます。

 

しかし、その自律神経の働きが低下した状態で数ヶ月、数年過ごすことで身体の不調が出来上がってしまいます。

カイロプラクティックは、背骨の状態を整えて自律神経の働きを向上させます。
現在不調があってもなくても、調整を受けることで不調の予防に繋がります。

是非、カイロプラクティックを受けにご来院ください。


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