Karte.110【膝痛改善ストーリー】在宅勤務で固まった膝がまっすぐに近づいた50代男性のお話 | 大川カイロプラクティックセンター千歳烏山整体院

在宅勤務で固まった膝がまっすぐに近づいた50代男性

50代男性のAさんは、2020年に世の中でコロナが騒がれ始めた頃から在宅勤務へと切り替わりました。

それまで通勤や外回りで自然と身体を動かしていた生活が一変し、一日中座りっぱなしに。

運動不足が続いた結果、次第に膝がまっすぐ伸びなくなってしまいました。

 

伸びきらなくなった膝と鋭い痛み

来院されたとき、うつぶせになると本来なら足の甲が施術台にピタッとつくはずなのに、膝が浮いたまま。

太もも裏が突っ張り、膝が伸びきらない状態でした。

さらに立ちっぱなしでいると常に太ももの筋肉に負荷がかかり、辛さが抜けない。

特に困っていたのが立ちっぱなしから動き出す瞬間で、膝裏に鋭い痛みが走り、一歩目を踏み出すのがだんだん億劫になってしまいました。

 

初回の検査と身体の状態

検査を行うと、膝の裏から太もも裏(ハムストリングス)、さらに股関節にかけて強い緊張がみられました。

それから、Aさんの場合はとにかく腰の背骨が固い状態。

長時間のデスクワークで腰部分の背骨の動きが硬くなってしまった結果、腰の柔軟性が低下し、骨盤周りや股関節から膝にまで緊張が広がってしまった状態と思われました。

膝だけを無理やり伸ばそうとしても、腰や骨盤部分から広がった緊張が取れることはなく、結果としていつまで経っても膝の緊張が取れない状態だったのです。

 

施術のアプローチ

施術ではまず、固まってしまった腰回り・骨盤周りから背骨を調整し、土台からバランスを整えていきました。

同時に股関節や膝関節の緊張感をゆるめ、太もも裏の硬さを少しずつ解放。

全体を連動させながら施術することで、無理なく膝が伸びやすい状態を作り上げていきました。

また、Aさんには自宅でも取り入れやすいストレッチをお伝えし、毎日の習慣として続けていただきました。

「膝を伸ばそう」と意識するのではなく、腰・股関節を含めて下半身全体を動かすことを意識してもらいました。

改善の経過

施術を重ねていくと、変化ははっきり現れてきました。

12回ほどの施術で、浮いていた膝が台に下がり、足の甲が施術台に着くように。

さらに18回ほど経過した頃には、立ちっぱなしからの動き出しでも膝の鋭い痛みが出なくなりました。

「立っていても太ももの張りが気にならなくなった」

「一歩目がスムーズに出せるようになった」

とご本人も嬉しそうに話され、生活の質が大きく改善されました。

現在では症状も安定し、月に一回ほどのペースでメンテナンスに通われています。

「膝がまっすぐ伸びる」ことが当たり前になり、趣味の散歩も以前より楽しめるようになったとのことです。

まとめ

在宅勤務や座りっぱなしの生活は、骨盤や背骨だけでなく、股関節や膝まで固めてしまいます。

その結果、膝が伸びにくい・立ちっぱなしが辛い・動き出しで痛みが出るといった不調につながるのです。

Aさんのように、膝の不調は膝単体だけでなく全身のバランスから改善していくことが大切です。

特に、膝などの関節部分の不調は放置すると骨の変形につながりやすく、将来的には人工関節手術などのリスクも大きくなってしまいます。

もし「膝が伸びない」「立ちっぱなしが辛い」と感じている方は、早めに当院での問診とケアを受けてみてください。


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