立ち仕事の疲れかと思ったらむずむず脚症候群だったRさんの改善例

はじめに

Rさんは接客業をしており、一日中立ちっぱなしで働くことが多い方でした。仕事終わりには脚がだるくなることがよくありましたが、「立ち仕事だから仕方がない」と思い、特に対策をすることもなく過ごしていました。しかし、ある時から脚にムズムズするような違和感を感じるようになり、特に夜になるとその症状が強くなってきました。

最初は疲れが溜まっているだけだと思い、ストレッチをしたり、お風呂でマッサージをしたりしていました。しかし、症状は徐々に悪化し、布団に入ると脚が落ち着かず、じっとしていられないような感覚が強くなりました。脚を動かすと少し楽になるものの、完全に治まるわけではなく、寝不足が続くようになりました。次第に、日中も脚の不快感が気になるようになり、仕事にも集中できなくなってしまいました。

そこでRさんは病院を受診し、診察の結果、「むずむず脚症候群」と診断されました。医師からは鉄分不足や自律神経の乱れが関係している可能性があると説明され、サプリメントの摂取や生活習慣の見直しを勧められました。しかし、それだけではなかなか改善せず、Rさんは「このままでは眠れない状態が続いてしまうのではないか」と不安を感じるようになりました。

そんなとき、知人の紹介で当院を訪れました。Rさんのお話を詳しく伺い、姿勢や筋肉の状態をチェックしたところ、いくつかの問題が見つかりました。

アキレス腱炎

初回の様子

まず、長時間の立ち仕事による筋肉の疲労が蓄積し、ふくらはぎや太ももに強い張りがあることが分かりました。筋肉が緊張しすぎると血流が悪くなり、神経が過敏になってしまうことがあります。また、骨盤の歪みも見られ、背骨のバランスが崩れていたため、自律神経の働きにも影響が出ている可能性がありました。これらが血流の悪化や神経の過敏性を引き起こし、むずむず脚症候群の症状を悪化させていると考えられました。

そこで、まずは脚全体の筋肉を緩め、血流を改善することを重点的に施術を行いました。特にふくらはぎと太ももの筋肉を丁寧にほぐし、神経の圧迫を軽減させるようにしました。また、骨盤や背骨の歪みを整え、自律神経のバランスを調整することで、神経の過敏な状態を改善できるようにしました。

さらに、施術だけではなく、自宅でできるセルフケアもお伝えしました。むずむず脚症候群の症状を和らげるために、寝る前に簡単なストレッチを行うことや、日中の座り方や立ち方を見直すこと、鉄分を多く含む食品を意識的に摂取することなどをアドバイスしました。

施術後

施術後、Rさんは「脚が軽くなったような感じがする」とおっしゃっていました。そして、その夜、久しぶりにぐっすり眠ることができたと驚かれていました。

その後も数回の施術を続け、Rさんの症状は徐々に改善していきました。脚のムズムズする感覚が弱まり、夜もスムーズに眠れるようになりました。日中も脚の不快感を感じることが減り、仕事にも集中できるようになりました。

まとめ

むずむず脚症候群は、病院での治療だけではなかなか改善しにくいこともあります。特に、筋肉の緊張や血流の滞りが原因になっている場合は、整体による施術が有効なケースも多いです。整体では、筋肉の緊張を緩め、血流を整え、自律神経のバランスを調整することで、症状の改善をサポートします。

夜になると脚が落ち着かない、眠れないほどの違和感がある、日中も脚の不快感が気になるといった症状がある方は、一度相談してみてください。整体を通じて、快適な睡眠と健康な生活を取り戻すお手伝いができればと思います。


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