今年は10月の半ばころまで、半袖でも日中は過ごせる日もあり長い夏でしたが、今朝はコートなしではかじかむ程の寒さでした。日中はまだ日が差すと秋の心地よさを感じるくらいですが、そろそろ朝晩の寒さ対策は本格的に行ったほうが良さそうです。
寒くなってくると肩こりが辛くなったと訴える方が増えます。
寒くなると身体がこわばって筋肉が緊張するのは体感的にわかると思いますが、詳しくメカニズムをみていきましょう。
理由①体温が下がると生命活動が低下するため熱を起こそうとする
体温が下がると、免疫力の低下(免疫力は表面体温36℃ほどで活発に働きます。)を防ぐために熱を作り出そうとします。その際に筋肉を緊張させ震わせることでその摩擦で熱を作ろうとします。
理由②交感神経優位になるため
熱を外に逃さないようにするためにも体中の毛穴を収縮させ熱を体内に留まるようにします。
また、全身の血流を低下させてでも中心の体温を保とうとします。
寒いということは、生命にとってとても危機的なことで、身体の中枢だけでも生きながらえようと血液を中心に集めて身を守ります。
そのため、雪山などで凍傷を起こすのは必ず末端の足の指などから起こります。
体温が下がるということがとても身体にはストレスとなり、命の危険性を及ぼします。
命の危険性の前では、些細な犠牲は仕方がないというのが身体の働きであるため、身体を冷やすということは本来の体の機能が正しく働かなくなります。
冬場は特に、中枢(腹部や背中)を温めるように腹巻きをしたりホッカイロを使用したり、重ね着をするときも一枚一枚に空気の層ができるようにすると身体の熱が逃げにくくなるのでおすすめです。
来たるべき厳しい冬にむけて寒さ対策万全にして体調崩さないように過ごしましょう!