歯の痛みがあったら歯医者に行きますよね?
歯が痛くて最初から整体・カイロプラクティックに行く人はなかなかいないと思います。
奥歯が痛くていくつも歯医者を巡ってたどり着いたIさんの物語です。
初めて歯が痛くなったのは、1年ほど前。最初はいつも行っている歯医者で診てもらったが虫歯はなく親知らずがあったので奥歯を押してしまっていて痛いのだろうということで親知らずを抜く治療を受けたが痛みは改善せず。
手術前の説明も「もしかしたら親知らずのせいかも…」と歯切れの悪い説明と実際に痛みがなくならなかったことから不信感を感じて別の歯医者に変えてみたとのこと。
二つ目に行った歯医者が一軒目と同じように原因がわからないということで、次に行ったのが最新の検査器具を揃えている歯医者で様々な検査を受けたが特にはっきりとした原因が見つからず、奥歯の高さが左右差あり噛み合わせが悪いところがあるということで奥歯を削って高さを揃える治療を受けて先生が言うには術後すぐに痛みが抜けるというよりも高さが合うことで負担が軽くなってだんだん楽になると言われたのでしばらく様子を見ることにした。
しかしながら、半年しても痛みがなくならず最初の痛みよりも広い範囲で歯が痛くなってきてしまった。
色々と調べていたところ、当院の歯の痛みについてのページにたどり着き来院されました。
WEBページにあったトリガーポイントの図の通りポイントを自分で触れてみると確かに痛みがあり、強く押すと奥歯に響くような痛みがあったのでグリグリ押し続けたところ押したところが痛くなってしまい自分でやるのは危険だと判断されたとのこと。
詳しく話を聞いていくと、Iさんの生活習慣としてデスクワークの時間が長く、使っているパソコンもものすごく小さいモバイルPCのため使用時にはかなりのぞき込んで猫背にならなければいけないため、来院時に座っている姿勢をみてもかなり強い猫背で本人も慢性的な肩こりを感じていました。
月に一回マッサージに行ってもすぐにコリが戻ってしまうほど慢性的な肩こりで仕事上改善は諦めていてこれ以上ひどくならないようにと月に一回のマッサージはなんとなく受けるようにしている。
猫背で長時間いると頭の重さを支えるために表情筋が緊張していきます。
表情筋のひとつである側頭筋は奥歯に痛みを飛ばすトリガーポイントを発生させる筋肉です。Iさんがご自身で見つけたトリガーポイントも側頭部に発生しておりそのトリガーポイントが活性化して奥歯が痛くなっているのがわかります。
施術はトリガーポイントのリリース、姿勢の改善のための背骨の調整を行います。
身体の改善にとって重要なのが、初めのうちに来院頻度を詰めて行うのですが、なんとIさんのお住まいが埼玉県の群馬寄り。車で2時間ほどかかる距離で中々頻度を詰めて通うことは難しい。
月に来れて2回、もしかしたら1回しか来れないということで、治療方針をこちらでメインに行うよりもセルフケアのやり方を実際に施術しながら強さ施術の角度を指導し、通ってこれた日にセルフケアのやり方のチェック、セルフケアで対応できない部分の施術を行う。
「治療の通信教育」当時Iさんとはこの治療をそのように呼んでいました。
治療の通信教育を半年くらい続けていると最初は楽になったが途中でまた痛みが戻ってきてセルフケアのやり方を修正しながら行っていきました。3か月目くらいからは段々と痛みが楽な状態が続くようになっていきました。
歯の痛みの専門はもちろん歯医者ですが、歯自体に問題がないことも今回のようにあるものです。
歯の痛みでお悩みの方は、一度トリガーポイントを疑ってみてください。当院の歯の痛みのページや他のトリガーポイントのページなどを見てご自分で押してみてください。もし、奥歯に痛みが響くようならばあなたも「治療の通信教育」の新しい患者さんかもしれません。
※「治療の通信教育」は全国各地、スカイプなどで映像見ながら相談お受けします。(現在は行っておりません)