産後の骨盤矯正という言葉が最近は雑誌やテレビなどのメディアでよくトピックとして上がっていますね。
千歳烏山整体院にも日中はお子様連れで産後の骨盤矯正を目的に来院されるママさんが多くいます。
平日は子育て経験豊富な託児専門スタッフがおりますので、お子様とご一緒にご来院ください。
生後1ヶ月半の赤ちゃんから、幼稚園にあがる前のお子さんまで幅広くご来院いただいています。
初回に必ず聞くのですが「産後の骨盤矯正ってどんなイメージありますか?」と質問すると7割位のママさんが「よくわからないけど受けたほうがいいと言われた。」
「雑誌などで見るので受けたほうが良いと思った。」
残り3割は
「骨盤が開いているのが閉じて痩せる。」
「バキボキ骨盤を整える。」
大体そんなイメージを持たれているようです。
妊娠出産を経験されると特に骨盤に意識が向く人が多いようです。
ただ、いまいち産後の骨盤矯正に対して骨盤がどうなっているのか、どうして産後の骨盤矯正をする必要があるのかまでを理解している方は少ない印象です。
では、産後の骨盤矯正はした方が良いのか?する必要がないのか?
「産後の骨盤矯正はした方がいいです!」産後の骨盤矯正とメニューにしているくらいですから当然ですね。詳しくは産後のケアのページを別途作りますのでご期待ください。
今回のストーリーは、そんな産後の骨盤矯正にお越しになったRさんとのお話です。
物語の舞台は私が以前勤めていた品川区のある整体院です。
品川区は区を上げて子育て世代と集めようと子育て世代に手厚い様々な制度を作っていました。そのおかげか、街中には子供を連れたママさんが大変に多く、当時勤めていた整体院でも産後の骨盤矯正をメニューとして置いていたため、大変多くの産後の骨盤矯正のママさんたちがいました。
お子様連れで来院出来ることを宣伝していましたので、平日の日中は産後の骨盤矯正で予約は埋まり子どもたちの泣き声、笑い声で院内は中々のカオスでした(笑)
東京に住むママさんたちの多くが会社勤めをしていて晩婚化ということもあり産後の骨盤矯正でいらっしゃるママさんたちも30代がメインで時には40代で初産なんて方もいらっしゃいました。
Rさんはそんな中で20歳のママさんでした。
初めて来院された時は「妊娠出産で太ってしまったので産後の骨盤矯正をして痩せたい。」というのが望みで初回は生後3ヶ月のお子様連れで来院されましたが、産後の骨盤矯正を受けている間は集中したいとお母様に預けて1人で来院されました。
何度か産後の骨盤矯正を受けて入らなくなっていたズボンが入るようになり喜ばれていましたがお母様に子供を預けるのが難しくなったとのことで一旦卒業されていきました。
そして半年過ぎた頃にRさんからの久しぶりの予約の電話が入りました。
Rさん「育児で身体がしんどくなってきたので、今回は産後の骨盤矯正ではなく普通に施術を受けたい。子供連れで行きたいんですけど、子供が大っきくなっててスタッフの方に抱っこしてもらうのが申し訳ないなと思って今日まで我慢してました。連れてってもいいですか?」
生後9ヶ月になっているので生後3ヶ月で産後の骨盤矯正に来てた頃に比べればそれは大きくもなるだろうと普段から生後9ヶ月の他のお子さんも見ていたので快くOKし予約していただきました。
しかし・・・
よその子とゴーヤは育つのが早い! by:博多華丸大吉
なんと生後9ヶ月で13kgを超えるビッグベイビーへと成長されていました。
確かにRさんが気を使ったのも納得がいきます。
産後の骨盤矯正で通っていた頃はそれほど子供も重くなかったので大丈夫だったのだが産後骨盤矯正を受けていた時期から母乳の出が良くなり子供もそれを飲んでくれるのでどんどん成長し抱っこの負担で手首、肩腰などの不調が出てきたとのこと。
産後の骨盤矯正は、美に敏感な方々にとっては痩せる、スタイルを整えるという効果がありますが、他にもメリットとして体の中心である骨盤が整うと四肢に対する負担が減り育児を楽に行えるようになります。
妊娠出産でどうしても歪みや筋肉の弱化が起こり四肢に頼った育児になりがちです。
産後の骨盤矯正はそういった四肢の負担を減らせるので結果体幹を使うようになるので痩せる。ということでスタイル、痩せるというのは産後の骨盤矯正の副産物でしかありません。
また、産後の生活で自律神経のバランスを崩すとそのまま更年期に突入すると大変重い症状が出ることがわかっています。
将来の自分のためにも産後の早いうちからケアをお勧めします。
なので、産後の骨盤矯正ではなく普通の施術を受けたいというRさんの意見にも関わらず、産後の骨盤矯正の施術と四肢の疲労改善の施術を行いました。
最初の産後の骨盤矯正の時期から久しぶりに会ったRさんはしっかりと立派なお母さんになっておられて10歳も下の女の子に精神年齢を一気に追い越された私でした(笑)