初診時、当院の入り口に手すりを必死につかみながら来院されたTさん。
半年前からスネがびりびり痛み出した。元々腰痛持ちでコルセットを使用しないと不安で寝ているときとお風呂以外はコルセットが手放せず、病院では手術するしか痛みの改善は難しいと言われたが出来るならば手術はせずに治したいと来院されました。
病院では、腰椎椎間板ヘルニアと診断されている。MRIで見ても大きくヘルニアが飛び出して神経を圧迫している。今回の足のしびれるような痛みはこのヘルニアが原因と診断されてしばらく牽引や痛み止めを使っても効果がなく、ブロック注射も5回ほど半年くらい継続したが効果なし。
そこで手術が必要と診断されたが、ネットで手術した場合のデメリットを見て怖くなった。
当院で、整形外科テストをしても腰椎椎間板ヘルニアの所見が見られた。
うつぶせになるのも難しく、仰向けも長い時間は難しい。
坐位にて背骨の調整を行うこと3回でうつ伏せが可能な状態になり、うつぶせの施術を行うこと5回ほどで歩行時の痛みは半分ほどになった。
これまでは数歩歩くだけでもすぐに痛みが出ていたが、ゆっくりながら少しずつ歩ける距離が増えてきた。
これまでは、自転車ならば痛みが出ないので雨の日でも無理をして自転車で移動をしていたが、歩くことの不安が軽減してきたので段々と徒歩で移動することが出来るようになった。
坐骨神経痛は、骨盤の坐骨孔からでた坐骨神経が何らかの理由で圧迫や血流が不足するために起こる症状で、臀部が痛む人、足先やふくらはぎ、脛が痛む人、脚全体が痛む人とその症状の出方は人それぞれで改善に向かう流れも人それぞれです。
もちろん治療も段階を見極めて軽い刺激から行わないと、余計に症状を悪化させてしまう可能性があります。
当院では、これまでにも多くの坐骨神経痛の患者様が来院され、無事に改善に導くことが出来ました。
坐骨神経痛で悩む人の目にこのページが届くことを願っています。