こんにちは、千歳烏山整体院の田邊です。
今回は、バレーボールをされている大学生の男性Mさんの症例をご紹介します。
Mさんは中学生の頃、右ひざにオスグッド・シュラッター病を発症していました。
成長期に多いスポーツ障害のひとつで、運動量の多い学生に特によく見られる症状です。
当時は痛みが強く、練習を制限することもありましたが、成長とともに徐々に痛みは落ち着き、その後は大きな支障なくバレーボールを続けてこられました。
しかし、この「痛みをかばう動き」が無意識のうちに身体に染みついていたことが、後々の不調につながっていきます。
大学に入り競技レベルが上がると、ジャンプの回数や強度も増えていきました。
その中で、スパイクやブロックといったジャンプ動作のたびに、今度は左ひざに痛みが出るようになります。
右ひざの古傷を無意識にかばい続けた結果、身体のバランスが崩れ、左側へ過剰な負担がかかっていたのです。
また、もともと腰痛もあり、コンディションは決して万全とは言えない状態でした。
そしてある日、ぎっくり腰をきっかけに当院へ来院されました。

初回の検査では、ひざそのものよりも、背骨の動きの硬さや骨盤の傾きが目立っていました。
さらに、太もも(特に前側)の筋肉が過剰に緊張しており、ジャンプや着地の衝撃をうまく吸収できていない状態でした。
このような状態では、ひざだけをケアしても根本的な改善にはつながりません。
当院では、「なぜそこに負担が集中しているのか」という視点を大切にし、全身のバランスから原因を見極めていきます。

Mさんには、3か月間の集中施術をご提案しました。
具体的には、背骨の調整を中心に行いながら、腰回り・骨盤周りの可動性を改善。
さらに、太ももの不要な過緊張を丁寧に取り除き、左右のバランスを整えていきました。
施術を重ねるごとに、身体の軸が安定し、ジャンプ時の力の伝わり方が変化していきます。
最初は「少し楽かも」という感覚から始まり、徐々に違和感が減少。
やがて、ジャンプのたびに感じていた左ひざの痛みはほとんど気にならなくなっていきました。
施術開始から約3か月後には、全力でプレーできる状態まで回復。
大学3年生最後の大会にも無事に出場することができ、「思い切りジャンプできたのが本当に嬉しかったです」と笑顔でお話しくださいました。
競技人生の節目となる大会に、万全の状態で臨めたことは、私たちにとっても非常に嬉しい結果です。
今回のように、過去のケガそのものは治っていても、「かばう動き」や「身体の使い方のクセ」が残っているケースは非常に多く見られます。
そしてその積み重ねが、別の部位への負担となり、新たな痛みとして現れるのです。
当院では、単に痛みのある場所だけを見るのではなく、身体全体のバランスや動き方まで丁寧に評価し、根本からの改善を目指しています。
「昔のケガはもう関係ないと思っていた」
「別の場所に痛みが出てきた」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。