30代男性のIさんは、普段はとてもアクティブで、仕事にも趣味にも全力で取り組む方。
しかし、仕事が立て込んでくると決まって肩甲骨の内側に強い痛みが出たり、坐骨神経痛に悩まされてしまうようになりました。
痛みのせいで仕事に集中できないのはもちろん、大好きな野球観戦も腰の不快感で楽しめず、「体の不調に生活を邪魔されている」と感じていたそうです。
Iさんの体を検査すると、背骨のバランスにズレがあり、特に猫背姿勢が定着しているのが分かりました。
身長が180センチ近くあるIさんは、座ると自然に背中が丸まりやすく、その姿勢が続くことで背骨に負担がかかります。
その結果、周囲の筋肉が緊張し、肩甲骨周辺の痛みや坐骨神経への圧迫が生じていたのです。
不調の根本原因は単なる「筋肉のこり」ではなく、背骨の歪みと姿勢の悪さにありました。
当院ではIさんに対して、背骨の調整を中心に施術を行いました。
具体的には、背骨の可動性を取り戻しつつ、肩甲骨や骨盤まわりの動きを改善。
これにより、正しい姿勢を取りやすい状態をつくり、神経や筋肉にかかる負担を軽減していきました。
また、施術だけでなく日常生活での座り方や体の使い方についてもアドバイスを行い、体への負担を最小限にする工夫を取り入れていただきました。
施術を始めてからの変化は次のように進みました。
12回ほどで:坐骨神経痛によるしびれや痛みが大きく軽減。肩甲骨の痛みも和らぎ、仕事に集中できる時間が増えた。
18回ほどで:腰や肩に残っていた違和感もほとんどなくなり、趣味の野球観戦も快適に楽しめるようになった。
「痛みを気にせず日常を送れるようになったのは本当に嬉しいです」とIさんも話されていました。
今回の改善の大きなポイントは、背骨の調整による姿勢改善でした。
一時的に筋肉をほぐすだけでは再び症状が出てしまいますが、姿勢そのものが整ったことで、不調を繰り返さない体づくりにつながったのです。
同じように「デスクワークで背中や腰がつらい」「長時間の姿勢で神経痛が悪化する」と感じている方は、ぜひ諦めずそのままにしないでください。
放っておいてもなかなか良くならなくても、背骨や姿勢を見直すことが改善への大きな一歩になります。