今回は「高すぎる枕や不良姿勢が引き起こした頸椎椎間板ヘルニアによる腕のしびれが、整体によって改善したKさんのストーリー」をご紹介します。
Kさんは40代の男性で、数か月前から右腕のしびれと肩こり、首の違和感に悩まされていました。特に夜、横になっていると腕がビリビリとしびれて眠れない日が続き、日中も集中力が落ちていたそうです。整形外科でMRI検査を受けたところ、「頸椎椎間板ヘルニア」と診断されました。
Kさんは日常生活で、高い枕を使って寝ていたほか、ソファで壁に頭をもたれかけるような姿勢でテレビを見ることが多かったそうです。
また、スマートフォンを見る際にも、頭を前に突き出すような、いわゆる“ストレートネック”状態になっていました。これらの姿勢が、首の骨(頸椎)に大きな負担をかけ、ヘルニアを引き起こしていたと考えられます。
千歳烏山整体院では、Kさんの頸椎の可動域と背骨全体のバランスを丁寧に確認したうえで、首だけでなく胸椎・腰椎・骨盤まで含めた背骨全体の調整を行いました。
頸椎の問題は、背骨の他の部位の歪みによっても引き起こされることが多いため、全身の連動を意識したアプローチが重要です。
施術を重ねるごとに、Kさんは「朝まで眠れるようになった」「腕のしびれが軽くなった」と実感。3か月後には、夜のしびれはほぼ感じなくなり、日常生活を普通に送れるまでに回復しました。
Kさんには、枕の高さを首に合ったものに見直すこと、壁にもたれるような姿勢を避けること、スマホを見るときは画面を顔の高さに上げることなど、具体的な生活指導も行いました。
また、肩甲骨まわりや胸郭のストレッチ、首への負担を軽減するための軽い運動も日課にしていただきました。
このように、頸椎椎間板ヘルニアによる腕のしびれも、根本原因である姿勢や生活習慣を見直し、全身のバランスを整えることで大きく改善することがあります。