変形性膝関節症は、男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
初期では立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時のみに痛み、休めば痛みがとれますが、正座や階段の昇降が困難となり(中期)、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。
原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因(遺伝子)も関与しています。また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。
加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、遣い過ぎによりすり減り、関節が変形します。
(日本整形外科学会HPより引用:https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/knee_osteoarthritis.html)
当院に来院される膝痛の方も中高年の場合がほとんど病院で変形性膝関節症の診断を受けて治療経過がかんばしくないことで来院されます。
病院では、湿布や痛み止めの処方、電気治療、筋力強化を主としたリハビリを行うようですが、そもそもの対処療法でしかなく中々改善が認められないようです。
女性の方が4倍も多く罹患することからもO脚の方が多く変形性膝関節症を患っているケースが多く、痛みの程度をみてO脚矯正を行うことが症状の緩和、再発予防に役立つとこれまでの改善例からも言えます。
O脚の場合、膝の内側に強いストレスがかかるため、O脚を改善すると内外に均等に体重がかかるようになるので改善に有効なケースがこれまでにも多く見られました。
変形性膝関節で治療経過がかんばしくない、手術を勧められているという場合は一度O脚矯正を検討してみる余地がありそうです。