トリガーポイントとは、なんらかの筋肉の微細な損傷や使いすぎなどから出来た硬結(コリのような物)が、段々と悪化し遠隔に痛みやシビレを飛ばすようになります。
痛みが患部に原因がなく、他の地点の硬結がトリガー(引き金)になっているものをトリガーポイントと呼びます。
画像は腕のシビレを引き起こすトリガーポイントの図です。
参照:トリガーポイントマニュアル‐筋膜痛と機能障害
2ヶ月前に左の肩がコリが気になり始めて、他の病気で入院し退院後に左首から肩、腕、手にかけてヒドく痛む。整形外科では頚椎の2番から4番の間が狭くなっている頚椎症と診断されて薬を飲んでいる。痛みはだいぶ引いたが、腕のシビレが出ている。
頚椎の2番から4番の頚椎症との診断ではあったが、腕の神経支配域では6番、7番、8番が関わることが多く、頚椎よりもその先の胸郭出口に問題があるのではないかと考え、神経の圧迫テストを実施。
左鎖骨下を触知した際に、同様のシビレが発生するということで原因を、巻き肩と首猫背からくる胸部の筋肉の緊張と仮説をたてた。
初回施術
うつ伏せで腕をベッドから下ろすとシビレが増すため、仰向けにて施術。
胸部と頸部を中心に筋肉の調整を行う。
施術後シビレは、残るものの軽減している。
うつぶせも体勢によってはシビレるが、出来るだけシビレが増さない体勢で施術を行う。
頚肩部、胸部を中心に施術。
今回も施術後はシビレの軽減を実感。
シビレは探せば感じるものの日常生活では気にならないレベルに。
まだ施術中に腕を下ろすとシビレが発生。体勢に注意して施術を行う。
ほぼシビレが無くなったと言える状態。
下を向いていると少し出てくる。
胸部、頚肩部に負担のかからない座り方、体の使い方を指導。
間隔を1週間開けた。(いままでは集中治療で2日から3日おき)
1週間間隔を開けると流石に固まってくる。シビレは出ていない。
胸部のストレッチを指導。今後はご自身のセルフケアの割合を増やしていく。
腕は問題ない。
腕が楽になったら、膝や腰、元々不調だった部分が気になってきた。
全体的に施術を行いバランスを整えることで負担が局所に集まらないようにする。
全身が楽になっているのを実感する。
姿勢も教わった通りに保とうとしているがまだまだ定着はしていない。
腕のしびれが緩和後に出てきた膝の痛みのケアや運動もされているので全身のバランス調整、疲労の蓄積予防に定期的に来院されている。
腕のシビレまで発生した場合、今回のKさんのように最初から施術効果を実感できるのはまれな事例です。ほとんどの場合、長年の酷使をごまかしごまかししてある日を境に無理が効かなくなり痺れ始めます。
このような場合は、長いこと無理をすればするほどに改善に時間がかかります。
今回のKさんは、早期に手を打ったことが早期の改善に繋がったものと思います。日頃から運動をしており、体の声に敏感でいれたことがKさんの早期改善のポイントになったのでしょう。
今後も家事に運動にお花に毎日忙しいKさんをスタッフ一同サポートさせていただきます。
(注)改善は、症状・年齢・生活環境などにより個人差がございます 。
当院にメンテンスで通われている方の何人かに言われたことです。
「ここは初回が高いから敬遠して他の所に行った後にそこが良くなかったから高いと思ったんだけど来てみてやっぱり気に入っちゃった」
「安いところに行ったら余計に痛くなっちゃった」などなど
初回は、問診や検査に時間をかけて施術も行うため9,720円でも高いとは思っていませんでしたが、値段で敬遠されてちゃんと検査をしないで施術を行うようなところに行って欲しくないと思いたち今回初回限定のキャンペーンを設置させていただきました。
予約枠にそれほど空きがございません。1日2名まで 1ヶ月30人までの限定とさせていただきます。
予約は電話かホットペッパービューティーでどうぞ!
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