病院では手術を勧められている

診察

膝の痛みで来院されたKさん
病院では手術するしかないと言われているが出来れば手術はしたくないということでご来院されました。

 

2年ほど前から膝の痛みが気になり、はじめはしゃがんで立ち上がる時に膝に痛みがあったが段々正座をするなど、膝を曲げることが辛くなり、病院でレントゲンを撮って「変形性膝関節症」と診断された。

人工関節に替える手術をする必要があると言われたが、術後のリハビリなどを考えると手術しないで改善する方法があるのならば試したいということでした。

 

膝の痛みで整形外科に行くとまずはレントゲンで膝の骨に異常がないかを確認し、異常がないとしばらく痛み止めなどの保存療法、しばらくして改善しない場合にMRIなどで詳しく膝関節の軟部組織を検査していきます。

今回Kさんは、レントゲンで膝の骨に変形が診られそこが症状の原因と診断されました。

必ずしも変形性膝関節症が痛みの原因ではない

膝痛

膝の痛みという症状のあるなしに関わらず、変形性膝関節症が診られるということが最近ではわかってきました。つまり、変形性膝関節症=膝の痛みではありません。

 

今回のKさんの場合も、大腿膝蓋骨関節の可動域が改善することで膝の可動域が改善し、痛みなく歩くことが可能になりました。

 

正座が出来るようになるまでは、およそ半年ほどかかりましたが膝を曲げることも可能な状態まで改善しました。

 

人工関節の耐久年度は現在10年~20年ほどと言われています。人生100年時代と言われる現代において60~70代で手術をするともしかすると再手術が必要になるかもしれません。

 

高齢になってからの関節を取り替えるような手術はもうその後歩けなくなるリスクが大変に大きく、初めての人工関節置換術は出来るだけ時期を遅らせたほうがよいとされています。

 

今回のKさんのように手術を回避できた場合はもちろん、手術を先送りに出来たというだけでもその後の人生の生活の質の向上という意味でも、膝の痛みでお悩みの方は一度ご相談いただければと思います。


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