karte.56 アキレス腱炎でお困りのランナーさん

3ヶ月後のフルマラソンに挑戦するためにランニングを始めたが、アキレス腱の痛みで走れなくなり病院でアキレス腱炎と診断されて、湿布の処方くらいしかされずに中々痛みが無くならないということで当院に来院されました。

アキレス腱は、それ自体が伸び縮みするものではなく、ふくらはぎの筋肉を踵の骨に付着させるために存在しています。
ふくらはぎの筋肉(腓腹筋、ヒラメ筋)の主な働きは、足関節の底屈(つま先立ちする動作)でランニング時に地面を蹴る動作を行います。
それ以外にも、着地時の衝撃を吸収する際に働きます。

アキレス腱炎は、ランナーなど継続的に足に負荷を掛けている人に多く、今回もランナーのアキレス腱炎ですのでやはり使いすぎが問題になります。
ランニングでの使いすぎはもちろんのこと、ふくらはぎの筋肉が緊張した状態で日常生活を送っているとアキレス腱が踵の骨とこすれて炎症を起こします。

また、ランニング初心者だと、腰の位置が低いランニングフォームになりやすく、腰高のランニングフォームに比べるとふくらはぎへの負担が大きくなってアキレス腱炎を引き起こしやすくなります。

当院のアキレス腱炎へのアプローチは、まずふくらはぎの緊張緩和、全身のバランス調整で左右のアンバランスな負荷をなくし均等に力がかかるようにします。
また、全身のバランス調整を行うことで自然と姿勢がよくなり、意識しなくても腰高のランニングフォームになりふくらはぎの負担が減ります。

これまでに当院で見てきたアキレス腱炎の患者さんの改善の目安は、歩けるけど違和感があるという軽症の方で1~5回、歩けるけれど明らかに痛みがある中程度の方が10回ほど、松葉杖でないと歩けない方で15回~20回で完治してランニングに復帰しています。

正しい身体のバランスを身につけることは、アキレス腱炎のみならず様々なスポーツ障害の予防になりますので、運動をこれから始めるという人や、現在やっていてパフォーマンスをアップしたい、障害を予防したい、怪我から早く復帰したという方々におすすめの調整方法です。