karte.24 腕の痛み・しびれで眠れない

40肩・50肩の患者さんは寝返りなどで患側の方を着いてしまったり、布団にひっかかりねじってしまった時などに激痛で目が覚めてしまいます。

 

手のしびれなどで苦しんでいる患者さんは、手のしびれが気になって寝付くことが出来ません。

 

他のどの部位であっても痛みや不調がある時は、横になって安静にしていたいものですが、痛みのせいで中々それもままならない場合があります。

 

今回は、手のしびれで毎日1時間しか眠れなくて仕事も集中できず休職しようか悩み、なんとか休職せずにこの痛みを何とかしたいという意思で来院されたTさんの物語です。

 

初診に来院されたTさんは、表情からも読み取れるくらいに大きな不調を抱えている様子でした。

顔色は悪く、まぶたが重そうでかなり限界まで追い込まれている様子でした。

 

体の様子を詳しくカウンセリングしていくと、1か月前から腕がしびれと痛みで日中は痛み止めと仕事への集中力で強い痛み・しびれは感じないが、仕事の帰り道から腕の痛み・しびれがひどくなり人とぶつかると痛みでうずくまってしまうほど。

 

一番ひどいのは、眠ろうと横になると腕のしびれ・痛みが気になって寝付けない。朝方少しウトウトするが寝返りで痛くて目が覚めてしまう。

ここ最近は合計でも1時間ほどしか眠れていないと思うとのことでした。

 

病院で検査をした結果は、骨に異常なし。痛み止めを処方され、しばらく首の牽引に通ったが変化ない、仕事が忙しいのもあり通院を止めた。

 

寝不足で仕事のミスも増え、このままではいけないので一度休職しようか悩んでいるが、一人暮らしで休職することで生活が成り立たなくなる怖さもあり無理をしてでも働いていたい。

 

 

痛みやしびれなどの不調があるとそれ自体がストレスになることは誰にでもあります。

 

しかし、今回のTさんのように腕の痛みやしびれで生活に大きな変化をもたらさなければならない場合、その不安感が大きなストレスになり症状を増幅してしまうことが考えられます。

 

「生活するためにこの痛みを何が何でも何とかしなければいけない。」こう思うほどに、中々痛みと不安とストレスの呪縛から抜け出せなくなります。

 

 

詳しい検査をしても、重篤な疾患はないようです。ある姿位で痛み・しびれが増すものの想定の範囲内の症状です。

慢性的な疲労の蓄積と、症状が出始めた時の初期の対応の遅れでここまでの症状になってしまったことがうかがえます。

 

 

初回の施術でとりあえず朝方痛みで目が覚めるが眠れるようになり、3回ほどの施術で夜間の痛みがなくなりぐっすり眠れるようになったようです。

 

睡眠がしっかりとれるようになると、回復力も働くようになるので施術による回復力の向上と睡眠の質の向上により体は改善の方向に向かっていきました。

 

休職する不安もなくなり、日中の活動も活発に行えるようになったことからTさんの表情もどんどん明るくなり初回にいらしたときとは別人のようになっていきました。

 

不安から解放されて体も軽くなったことから、運動をしてみようかなという余裕が生まれました。

 

当院の理念である「患者さんの可能性を広げる」ということが達成できたようで私たちもとてもうれしく感じています。