karte.20 ウェディングカイロプラクティック~綺麗な姿で晴れ舞台~

一生に一度の晴れ舞台となる結婚式、女性は特に一番きれいな姿でウエディングドレスを着て式の迎えたいと思いますよね。

今回の物語は、そんな結婚式で綺麗な花嫁さんを目指してともに頑張ったSさんとのお話です。

 

初めていらした時は、肩こりと腰痛が気になると訴えていたSさんですが、症状が落ち着いてきた3回目の施術を始める直前でした。

 

「再来月にハワイで結婚式をあげるのですが、昔から側弯症で背中が曲がっているのが気になって背中の開いたドレスを着るのがとても不安で、実はここに来たのはそれが良くなればいいなと思ってきました。肩こりとか良くしてもらえたから、先生ならお願い出来るかなと思ったのですが、どうですか?」

 

側弯症とは、背骨が左右に曲がったり、捻じれたりするものです。

構築性(骨自体の変形)と機能性(日常の癖によるもの)があり、構築性は成長期に発生することが多く骨が曲がってしまうために根本的には治りません。機能性は日常の癖が原因になるために改善が可能なものです。

 

Sさんの場合、側弯症を初めて指摘されたのが中学校一年生のの健康診断ということで実際に当院で検査をしてみても構築性の側弯症であることに間違いは無さそうです。

 

「構築性の側弯症は、治りません」

 

その一言を言えば、Sさんがどれだけ傷つくかは考えなくてもわかります。だからと言って、安請け合いをして「治ります。」というのは嘘になりますから治療家としては決して言えません。

 

「症状を診るのではなく患者さんを診る。」私がいつも心がけている言葉です。治療家はとかく症状に目を向けがちではありますが、一番大切なのは目の前にいる患者さんのことをしっかり診ることです。

 

Sさんは、側弯症を治したいのだろうか?

曲がった背骨をまっすぐにしてコンプレックスを払拭したいのだろうか。

 

一生に一度の結婚式で背中の開いたドレスでも気にせず一番きれいな姿でいたい。それがSさんの望みでした。

 

 

構築性の側弯症は、骨自体の変形なので完全に治すことはできません。

しかしながら、日々左右に傾いた姿勢で生活しているために二次的に背骨が歪んできます。この二次的な背骨の歪みは機能的な側弯症のため改善することが可能です。

つまり、骨の変形は治せないけれどその後に発生した歪みは改善することが出来るため見た目に変化が出る可能性はあることをSさんに伝え施術を開始しました。

 

背骨が歪む一番の原因として、日常の生活でアンバランスに使っている筋肉の緊張で左右にアンバランスな引っ張り合いが出来ることです。

まずは、アンバランスな筋肉の緊張をしっかりと緩め歪みをとっていきます。

 

その後、左右の骨盤の大きさと足の長さが違うために放っておくとまた歪みが出てきてしまうので座る際には、小さい方の骨盤の下にタオルをしいて座るように、短い脚の方には中敷きを一枚増やして足の長さを補正します。

はじめのうちは、普段入れていないものが入るので違和感を感じ体の使い方が狂い腰の痛みが再発することもありましたが、少しずつ慣らしていきます。

 

施術開始後、一か月ほどで側弯はかなり目立たなくなりました。

元々の構築性の歪みよりもその後に乗っかった機能的な側弯の方が大きかったようです。

 

その後、日常生活での注意を守りながら立ち姿勢の練習や歩き方の練習を施術と並行して行っていきます。

 

当日の結婚式も無事に終わり、帰国後見せてもらった写真には背中の開いたドレスを着てとても素敵な笑顔をカメラに向けたSさんの姿でした。

Sさんにもとても喜んでいただけでこちらもとてもうれしい気持ちになりました。

 

 

※今回は、期限を決めて姿勢を良くするという目標を定めて行いました。

歪みは、体が日常で生活しやすいように調整してくれているものですので必ずしもまっすぐにすれば良いというものではありません。